危険です!雨漏りの放置
激しい雨の時にちょっと漏れるだけだから、もう少し様子をみようかな…
と、ついつい雨漏りを放置していませんか?
もしかしたら、壁の中など見えないところで、じわじわ被害が広がり始めているかもしれません。
早期であれば簡単な一部の補修で済むものも、進行してしまった場合は屋根全体の葺き替え工事が必要になることもあります。さらに、長年の漏水で建物内部が腐ってしまった場合は、家全体の大規模なリフォームをしなければなりません。
雨漏りを見つけた時は、深刻な事態になる前に早急に対処しましょう。
よくある雨漏りの個所をまとめました
- サッシ回り
- シーリングの劣化
- 台風などで生じたズレやヒビ
- 水切りなどの納まりの悪さ
- 板金のわずかなクギ浮き
- 谷樋の劣化
- 漆喰の劣化
- トタン等の鉄部のサビ
- 瓦のズレ
- 笠木板金などの隙間
- 雨仕舞の悪いカバー工法
雨漏り原因を特定する事は簡単ではない
実は雨漏り原因には施工ミスが多い
経年劣化や災害によるものと思われがちですが、以外にも多いのが施工不良です。
施工ミスによって雨が入り込み、劣化が進み、台風などで一気に水漏れを起こしてしまうケースは多いです。
建築時の施工不良
建物の構造的に問題がある事があります。雨仕舞がわるい屋根や単純に施工不良があります。
●施工手順が違ったり、取付方のミス。
(ミスと判っていながら工事を進めてしまったのだろうと推測できるケースもよく見かけます)
●無理なリフォームをして急に雨漏りを起こした(カバー工法や増築工事)
●適正な材料を使っていない、屋根勾配の間違いなど、構造的に問題がある設計ミス
施工上の納まりや手順に問題があり、雨漏りに至るケース↑
ご自分で直したケース
一番多いのがコーキングです。水の流れを閉じ込めてしまい、いつまでも雨が溜まった状態に気付いた時は屋根が腐っていたというケースが多いです。また、ご自分で屋根に上がる事は大変危険です。私達プロが安全対策を万全にしてもヒヤッとする事があります。安全対策を万全にしてもです。ご自分でコーキング材をホームセンターで買ってくれば材料1000円でもしかしたら直るかもしれません。ですが、何度やっても直らない時もあります。
たった数千円のDIYで万が一事故が起きて大怪我をするなんてことは割りに合わないので絶対にやめてください。
実際DIYで直された後に私達が直しに行くことは多いです。
雨漏り修理等の危険の伴う複雑な工事は、最初からプロに任せていただいた方が良いと思います。
過去に外装屋根をカバー工法した家
これは既存の家に打ってはいけない箇所に釘打ちしてある、捨てコーキングや水切りなどの立ち上げなど防水処理していないなどの施工不良が元々あったとしても、新しい建材が上から被せてあるとそれらの原因の究明がとても困難になる場合があります。
作った当人にしか解らない事を調べて修理するので
原因と思われる箇所をひとつずつ潰し、 経過観察を辛抱強く繰り返していく長期に渡る地道な作業が必要になることもあります。
雨漏り調査は特定はプロ(職人)が一番です
雨漏りを一時的に直す事ができても、構造や造りを理解していなければ、また繰り返し雨漏りが起きてしまいます。
なぜそうなったのか?という原因が必ずあります。
「コーキングが切れたから漏れた」で片づけるのではなく、何故コーキングが劣化したのか?施工が悪いのか経年によるものなのか?理由を突き止めてそれに合った処置をせねばなりません。
普段から家造りとリノベーションをしている私達にしかわからない事があります。
外壁塗装等をする時は、工務店や雨漏り箇所を未然に防ぐ技術を持っている業者に工事を依頼することをお勧めします。
塗装専門店さんの中には、塗料やコーキングにしか頼らない業者さんもあります。
塗る技術においてはプロであっても家を建てた経験のある塗装屋さんはなかなかいないのではないでしょうか?
構造や家の造りに関しては詳しくない人が多いのは当然のことです。
そういった塗装屋さんでも、信頼できる大工さんとタッグを組んで根本的な修繕にも力を入れているところもあります。
「家に不具合があった場合、適切な大工工事をお願いできるかどうか」
外壁や屋根の塗装をお考えの方は、このあたりも念頭に置いて業者選びをすることをお勧めします。
良い塗装屋さんは基本的な家の構造を理解していますし、専属の板金職人や大工さんがいることが多いです。
雨漏り箇所は事前に予測できます
建物を作った時、必ず雨の通り道【水が集中して傷みやすい箇所】があります。
雨が入りやすい箇所を二重に防水処理をしたり、板金加工(立ち上げる・被せる・折り返す)して、雨の通り道を予測して未然に防ぐことが重要だと思います。
シリコンコーキングはただの応急処置です
雨漏りの原因の見極めは難しく、熟練の職人ですら時間がかかってしまう場合があります。知識の浅い業者が安易にコーキングで塞いでかえって雨漏りを起こすケースもたくさん見てきました。
日本の家屋は、水を塞ぐことよりも、屋根から雨樋を通り、地面までスムーズに排出する通り道をつくること【雨仕舞】が大切です。
雨が溜まってしまうところをコーキングするだけでは、長持ちしませんので注意が必要です。
安易なコーキングによる雨漏りの事例
四日市市 B様邸
どうやら以前屋根のメンテナンスをした業者さんが、ボロボロの漆喰の上からシリコンコーキングをべた塗りしていったようです。吹き込んだ雨水が抜ける箇所を塞いでしまい建物内部に水が浸入し、天井に染みをつくる雨漏りとなってしまっていました。
訪問販売業者や塗装業者さんの応急的修理の後雨漏りが再発し、再度足場を組み直して結局屋根替えになたという事例もたくさんあります。
足場を組んだあの時に、もう少ししっかり根本から直す事が出来ればこうなる事はなかったのに…という事はよくあります!
雨漏りはどの業者に修理してもらったらよいのか?
雨漏り修理や調査に対応をする業者はたくさんあります
雨漏り専門調査業者
最近インターネットで多いのがこの雨漏り専門業者さん。
専門業者ですので様々な機材を使い、経験とノウハウがあることを売りにしています。
ただ、全国的にどこでもお受けしますといった場合は注意が必要です。
仕事だけ取って作業はその地域の工務店や職人さんに丸投げという事もあります。
本当にその会社で管理している職人さんがくるのかどうか、未知な部分があります。
何でも屋さん便利屋さん
便利屋さんは色々な事をやってくれますが、建築の分野ではプロと比較するとどうでしょうか?被害状況によっては簡単に直る事もありますので、軽度な雨漏り且つお値打ちであれば選択肢に入れても良いかもしれません。
ただ、実際に来てくれる人がどんな経歴を持っているかによって能力差が大きいため、当たり外れがあると思った上で依頼する必要がありそうです。
そして訪問販売業者の下請け工事をしているのが便利屋さんというケースもあります。
板金屋さん
板金屋さんはトタンやガルバリウム鋼板の屋根・外壁・そして雨樋などにおいて頼もしい存在です。普段から雨仕舞を意識して作業しているので、経験豊富な職人さんは雨漏りの知識も豊富な方が多いのではないでしょうか?腕の良い板金職人さんは、コーキングで逃げることをとても嫌がります。
大工さん
大工さんは家の造りの全てを理解しています。基礎から屋根まで、全てにおいてです。雨漏りがなかなか治まらない時や、進行して家の躯体にまで影響が出ているときなどは大工さんの力なくしては直せないでしょう。
瓦屋さん
瓦屋根のお家で雨漏りする場合は、是非瓦屋さんに見てもらいたいところです。瓦をめくって調査する必要がある場合など、捲った瓦を元に戻すのにも素人では難しいです。ただ、最近は瓦屋さんが減少してきているのが辛いところです。
工務店リフォーム会社
工務店やリフォーム会社はトータルで相談できるというメリットがあります。一方、雨漏りに関しては得意としているところとそうでないところもあります。全国的に展開している大きな会社さんよりも、地域密着の工務店やリフォーム店且つ雨漏り修理についてHPやチラシ等で詳しく言及しているところが望ましいのではないでしょうか。地域密着の業者さんは、その地域で活躍している各分野の専門の職人さんとの繋がりが深く、信頼度が高いと思います。
基本的には瓦が原因なら瓦屋さん、トタン等が原因なら板金屋さん、屋上なら防水屋さんのように、各分野の職人にみてもらうのが一番よいです。よって、板金工事、屋根工事、大工工事が得意な工務店やリフォーム店に依頼するのが良いでしょう。
雨漏りをそのままにすると大きな修繕が必要になります
進行度合いにより大規模工事になる事も
雨漏りの修理費は、傷みの進行度合いによって⼤きく異なります。
早期の雨漏りを見過ごした結果、家の柱などが腐って手遅れになったり屋根や外壁の張り替えが必要になり、想定以上の費用が発生してしまったケースも少なくありません。
半数が雨漏り工事だけでは終わりません
気づいた時は天井の中の木材が腐っていたり、その上シロアリにも食われていたりして、
壁や天井の下地のやり替え工事と内装の張替えが必要な場合があります。
当店は、雨漏り修理や屋根外装の修理はもちろん、家の中の修繕工事
が大得意です!どんな事でもご相談ください。
雨漏りとは別の修理費用
雨漏りの修理内容 | 費用相場 |
---|---|
雨漏修理 | 5万円から30万円 足場を組むと費用が重なります。 |
板金修理 | 相場:3万円~15万円 |
部分的の修理 | 相場:1万円~15万円 |
内装の修繕 | 相場:3万円~30万円 |
足場工事 | 相場:8万円~20万円 |
瓦の差し替え等 | 相場:1~10万円 |
シロアリ駆除 | 相場:5万~20万 |
雨漏りの原因調査は簡単ではない
屋根の修理は簡単ではありません。
私達プロでも100%直す事は出来ません。
時には今まで100%漏れてたものを5%まで抑えるといった工事に提案させていただくこともあります。
住む人の年齢や環境ご予算なども考慮した提案をしなければいけない事もあるからです!
※もちろん屋根をすべて葺き直すなどの場合は100%直す事は可能です。
調査方法と費用と相場
雨漏りの原因を見つけるのは 経験や実績が豊富な業者でなければ出来ません。
弊社は以下のような方法で調査していきます。
1.散水調査
雨漏りしていると仮定した場所に水を撒き、本当にその場所の劣化が原因で雨漏りが起こっているのかを確認する調査方法とです。この工程は雨漏り修理を行う上で必須の調査方法です。雨水の侵入経路を特定してから修理をすれば無駄な修理費用がかさまずに済むからです。
【費用:およそ2~15万円】
依頼者様の家の水道を使用しますので、作業費に加え水道代がかかることになります。また、高所での作業が必要で足場を組むことになった場合はその費用がかかります。
2.目視調査
雨漏りしていると仮定した場所を、目視で確認する調査方法です。目視で雨漏りしている箇所の確認ができれば、ほかの調査にスムーズに移ることができます。目視での調査のため費用はかからない場合もあります。業者によっては高所での作業の場合は別途費用がかかることもあります。
【費用:およそ0~5万円】
3.赤外線サーモグラフィー
赤外線カメラで撮影することで、温度変化によって雨漏りが起きている箇所を探しあてることができます。雨水は冷たいため青く色が変化し、そうでない場所は赤や黄、緑のままとなります。しかし、晴れているときには温度の変化を出すことができないため、散水調査と並行して行う場合がほとんどでしょう。
【費用:およそ3~25万円】
当店の雨漏り調査のおおよその費用(三重県北部のみ対応です)
まず最初に、お客様自身が見てもわかる、目視でわかる明らかな屋根などの破損など、
雨漏り調査が不要な場合は費用はかかりません。
雨漏り調査によって原因が特定でき、10万円以上の工事が必要となったとします。
その工事を当店でご依頼いただける場合は、雨漏り調査料が無料になる事もあります。
尚、当店は三重県の北部で活動しております。調査・施工共に私達が行ける範囲内に限ります。
目安としては、当店より車で30分以内の場所に限らせていただいています。
営業範囲を広げて対応することを考えた事もありましたが、現状では範囲を広げることは誰のメリットにも
繋がらないと判断いたしました。
何かあったときにすぐに駆け付けることができるというのがとても大事だと思っています。
以上をふまえ当店の雨漏り調査費用です。地域限定ですので価格も抑えております↓
※調査のみ、調査+工事では費用が異なります。本格的な調査や書類作成の内容によっても費用が異なります。原因の特定が困難な場合も費用が異なります。無料の場合もあります。
当店は調査業務ではなく修繕工事を主としておりますので、
調査で高額な費用が発生するケースは殆どありません
高所作業及び安全対策費
家の作りや屋根形状によって変わります。
屋根の形状や高さ | 基本費用 |
---|---|
一階屋根(伸縮脚立で目視できる安全な屋根) | 0円~10000円 |
安全な二階の屋根 | 15000円~ |
総二階の屋根(4寸以上の勾配) | 30000円~ |
足場が必要な危険な屋根 | 10万円~ |
雨漏り調査基本料
雨漏りを調査の基本料として一律30000円かかります。
この中には赤外線カメラ撮影や出張費や人件費などの費用も含まれています。
また原因が特定できない場合も費用は掛かります。
その場合は、調査結果報告書を後日お渡しします。
※調査後当店で修理工事をする場合は無料とさせていただきます。
散水調査費
雨漏り調査の基本はプロによる目視調査です。
目視でもわからない時はサーモカメラ+散水調査を行います。
■散水調査による追加費用 8000円~50000円
作業内容や人数や時間によって変わります。
散水調査をする前にかならず明確な費用はお見積りいたします。
●早期に発見して適切な対処をすれば費用も抑えられる可能性が高いです。もし雨漏りで心配な方は、ヤネガイヘキ屋までお問合せください。
早期に発見して適切な対処をすれば費用も抑えられる可能性が高いです。もし雨漏りで心配な方は、ヤネガイヘキ屋までお問合せください。
雨漏り修理の事例を紹介します
桑名市N様邸事例
瓦が台風でズレ落ちて雨漏りを起こし、二階の天井や床が腐ってしまった。
●瓦を戻して雨漏りをとめました。その後、室内の荷物を弊社で移動および処分して天井を解体。下地を組み直して、フローリングを張替えました。