時代はDIYブーム?
「平屋のトタンの屋根、カラーベストの屋根なら自分で塗っちゃおうかな?」
DIYでお家をメンテナンスするのが好きな方もいらっしゃると思います。
ましては今や空前のDIYブーム。
一般の方が古民家を買って自分で直す様子を発信するYoutubeチャンネルなども
今すごく人気がありますよね。
今回は古民家のお話ではないですが、築50年位の平屋の
屋根塗装のお話です。
DIY塗装の未来はこうなる?
築50年ほどの平屋にお住まいの方から、雨漏りのご相談がありました。
ずっとご自分で塗装をされてきたそうなのですが、
どうにも雨漏りがとまらない。
最近は高齢になって梯子を上って屋根の上で作業するのは不安がでてきたそうです。
屋根に上がってみると…
これは相当ひどい状態です。
正直ここまでになっている場合、葺き替えをおすすめしたいところです。
![](https://yanegaihekiya.com/wp-content/uploads/2023/03/repair-the-roof-2-2-e1679715594982-1024x768.jpeg)
どんなに下地処理を頑張っても、きれいに塗料が乗ってくれないのが想像できます。
雨漏りが一時的に止まったとしても、またいつ腐食するかわかりません。
予算の関係上、葺き替えもカバー工法も難しい…。
職人さんに下地処理をめちゃくちゃ頑張ってもらい、塗装することになりました。
施主様には、雨漏りの保証は出来ない事を了承していただきました。
![](https://yanegaihekiya.com/wp-content/uploads/2023/03/repair-the-roof-1-2-e1679715560238-1024x768.jpeg)
下地処理だけで、丸二日くらいかかりました。
それでも、ここまでくると完璧に下地をきれいにすることは不可能です。
職人さん、すごく頑張ってくれました。
下塗りして上塗り2回。
なんとかここまで息を吹き返しました。
![](https://yanegaihekiya.com/wp-content/uploads/2023/03/repair-the-roof-1-2-1024x768.jpg)
しかし、完璧な仕上がりには程遠いです。
採算度外視で下地処理に10日間かけたらもっときれいになったかもしれません。
でも、赤字を出すわけにはいかないので
予算の範囲で自分たちの精一杯の仕事をしました。
施主様には感謝されましたが
自分達の達成感はあるかと聞かれたら…
どこかモヤモヤが残っています。
この仕事をしている以上は
「もう大丈夫です。安心してくださいね!」
と、胸を張れる結果にしたい。
今回はそんな葛藤とどう向き合っていくのかを考える
とても良い機会を頂いたなと思います。
DIYでの屋根塗装をおすすめしない理由
平屋だったら屋根自分で塗っちゃおうかな。
足場も組まなくていいし。
そんな風に気軽にDIYで屋根を塗ろうとする方もいると思います。
しかし、屋根のメンテナンスは「最重要事項」
といっても過言ではありません。
一般の方が安易な処置を繰り返すと
原因の特定を遅らせたり、症状が進んでしまったりすることも多いです。
最終的にプロでも直すのが大変…という今回のケースのような状態にまでなってしまうと
本当に大変です。
特に雨漏りなどが発生している場合は、
信頼できる大工さんや板金屋さん、瓦屋さんがいる工務店などに
相談することをおすすめします。
住宅省エネキャンペーン2023が熱い
最後にちょっとお知らせです。
既にご存知の方も多いと思いますが、
今年の住宅に関する補助金制度がとても手厚いものになっています。
3月31日より申請がいよいよスタート!
国の予算が無くなり次第という早い者勝ち補助金制度です。
詳しくはこちらをご覧ください!
↓
![](https://yanegaihekiya.com/wp-content/uploads/2023/01/Screenshot_20221221_202846_Samsung-Notes-1-e1675151919133-300x255.png)