数年前の大雪による雪害で雨樋が破損し、火災保険を使って樋全体を修理したばかりのお客様から
隣の家の窓に雨が流れて当たってしまうので直してほしいというお問い合わせがありました。
状況を見に行かせていただくと…
なるほど
大屋根の雨を瓦に直接落としてしまっていますね。
通常なら屋根の上に樋を這わせて一階の屋根の軒樋に直接落とし込んであげる必要があります。
これだと大量の雨水を一か所の瓦に集中させてしまうので雨漏りの原因になりかねません。
そして…
集水器が裏表逆につけてあります。
受け金具の間隔も広すぎる。
とりあえず竪樋を取り付けて一回屋根の集水器に落とし込みました。
そして樋の取り付けの位置も問題です。
これでは軒樋の出が多すぎて雨水が拾えない。
瓦は雨が少し戻るので、少し中に入るほうが良いです。
↑結局、こちらも修理しました。
ツッコミどころ満載ですが、やってもらった業者さんにはいろいろあって言えないらしい。
正直全部やり直した方が良いのですが、
部分的に悪い個所だけ調整しました。
これに関しては開いた口がふさがらなかった。
完全に瓦から樋が外れていて隙間から空が見えます。
これでは雨水ダダ漏れです。
全てのおかしなところは職人二人で何とか直しました!
狭くて脚立も入らず隣家のベランダも落ちてきそうで。。。
とにかく大変でした。
DIYでもここまで下手な仕事はしないと思う。
誰もが知ってる有名なリフォーム業者が素人以下の人間に工事を丸投げしている事実。
同業者として憤りを覚えます。
大きな会社がこんなことをしたら、業界全体のイメージが悪くなってしまう。
もしかしたら仕事を丸投げしすぎて
手抜き工事をしている事に気付いてないのかもしれません。
こういった工事はやはり地元で続いてる業者さんに依頼してもらうのが良い気がします。
営業マン一人に対して担当するお客さん数が多すぎたり
仕事の件数に対して職人が少ないと、手を抜いたり素人同然の人材を送り込むしか
方法がないのかもしれません。
災害の後というのは、どこの会社も急に修理依頼が殺到して身動きが取れなくなりがちです。
連絡してもいつになるか分からないと言われてしまい、やむなくちょっと怪しいと思いつつも
県外からやってきた訪問業者にお願いしてしまい、被害に合う方もいます。
そうならない為にも、日ごろから屋根や外壁、樋などは気にしておき、
必要なメンテナンスを施すことが大切です。
ヤネガイヘキヤの雨樋工事の施工エリアは
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