古い家の修繕リフォーム・どこまで直すかを考える

雨樋修理と一緒に

あちこち直す箇所があって一緒に修繕させていただきました。

古いお家で、ご高齢のお母様が住んでおられます。


ご家族から、

お母様がお元気な間、なんとか持たせてほしいというご依頼でした。

お家を将来継ぐ方がいるのかどうかは

どこまで修繕するかを決めるうえで判断の材料となります。

ずっと長く誰かが住んでいくのなら

屋根の全面葺き替え等根本的な修繕が必要な場合でも

あと10年持てばいいということであれば

最低限必要なことだけにすることもあります。


お客様のご要望に沿う形で

大工が判断して修繕プランを考えました。


こちらはお父様が生前に有り合わせの物で作ったテラス的なものです。
台風の時などに飛んでいくのではと心配だったご様子。

しっかりと大工さんが作り直しました。
風が抜けるようにしたので安心です。

既製品のアルミのストックヤードではなく
オール檜材と波板ポリカで作りました。(今はあまりしませんが)

この家にはこちらの方がしっくりきます。
雨樋もしっかり取り付けました。


古いお家ですが入母屋の平屋でドシっとしてて、なかなか雰囲気出てます。

裏の庇は下地がだいぶ傷んでて全て交換するしかないと思いましたが、
ここは腕の見せ所。

垂木を抱かせて下地補強し

広小舞を交換して

鼻隠しを付け、そこに雨どいを取り付け
ガルバリウムの波板屋根を葺いて完成です。

なんとか工夫して直した感じではありますが、これでしばらくは安心です。

 

ヤネガイヘキヤは大工工事を伴う屋根や樋の工事など、得意としています。

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